レクシード・テック角渕氏、パテント・インテグレーション社の技術顧問に就任
特許読解支援アシスタント「サマリア」を提供するパテント・インテグレーション株式会社(Founder CEO・弁理士:大瀬 佳之)が、角渕 由英氏(弁理士法人レクシード・テック パートナー 弁理士・博士(理学))を技術顧問として招聘したことを発表しました。
角渕氏の技術顧問招聘の狙い
角渕氏の技術顧問招聘の狙いについては、パテント・インテグレーション社より、下記コメントが示されています。
当社が提供する特許情報サービス「サマリア」は、生成AIを中心に据えた特許情報サービスとして、企業・特許事務所を中心にメインツールとしての採用が拡大しています。
今回のご就任により、特許調査領域における角渕氏の深い知見をサービス向上に活かしてまいります。
特に、特許庁審査官から通知される拒絶理由を活用した特許調査の精度向上に向けた根本的な取り組みなど、秋の知財情報フェアに向けた開発においても、角渕氏の監修のもとサービスの強化を進めてまいります。
「拒絶理由を活用した特許調査の精度向上」という気になるキーワードもありますね。この機能に限らず、今後の新機能開発や既存機能の改善も見据えた動きのように思います。
AIの価値を高めるためには、優れた実務家による試行錯誤が不可欠
先日、米国のホワイトペーパーを紹介した下記記事でこんなことを書きました。
著者は、Quantumレベルの価値を実現するには、シニア層が実際に試行錯誤しながらAIとの新しい働き方を体得する必要があると言います。そのため、AI変革はトップダウンでなければいけません。アソシエイト任せやIT部門任せでは、結局「時間短縮(Quantity)」止まりになってしまうからです。
AI導入の真のコストとは、ソフトウェア料金ではなく、シニア実務家の非請求時間投入そのものだという点が、本章の重要な論点です。
この論点はAIの活用だけではなく、AIの開発にも当てはまると私は考えています。経験豊かな知財実務家の試行錯誤の時間をどれだけ確保できるか。それは、今後の知財AI開発の一つの分岐点であり、角渕氏の技術顧問就任はその流れを示す一つの事例と言えるでしょう。
お知らせ
明細書作成や特許調査など知財実務におけるAI活用事例、サービス開発者やパワーユーザーへのインタビューなど、実務レベルの知見をまとめた記事を継続的に入手したい方は、ぜひニュースレターにご登録ください。
また、ニュースレターに載せきれない小ネタや現場レベルの試行錯誤はXで発信しています。よろしければフォローいただけると嬉しいです。→ X(@ip_dih)



